皆様初めまして。
姉妹店舗レストラン、ヴィノテカサクラの荒井です。
昨年度大学を卒業し、在学中に何よりも熱中したイタリアワインを追求したいという想いから、
1年前、ヴィノテカサクラのサービスとして、イタリアワインの世界へと飛び込んで参りました。
入社後まもなくして、新型コロナウイルスの蔓延により、何かと普通ではない日々を強いられておりましたが、
無事に社会人2年生としての春を向えることができました。
そんな私ですが、飲食店が思うような営業が出来ないこの時期なので、
色々な目線からイタリアワインに触れられるようにと、イル・カーリチェでお仕事する機会を頂きました。
僭越ながら、ご挨拶代わりに本日のブログを担当させて頂いております。
さて、3ヶ月以上に及んだ緊急事態宣言がようやく解除となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
一切の予断を許さない今日この頃、相変わらずご自宅での晩酌が続いている方も多いのではないでしょうか。
暗い話題も多いご時世ですが、食の楽しみはどんな時代にも平等に訪れるもので、今年も春野菜の季節がやって参りました。
アスパラガス、タケノコ、グリーンピースなどなど。
私達のレストランでも、春野菜を使ったメニューがフリット、ラザーニャなど、多くオンメニューしています。
そんな春野菜と共に提供する定番となっているのが、イタリア最北の州トレンティーノ・アルト・アディジェ州より、ソーヴィニヨン・ウィンクルです。
120年以上前、24軒の栽培農家が手を取り合って設立された歴史ある造り手テルラーノは、
アディジェ川を望むアルプス山脈に囲まれた美しい自然の中で、素晴らしいワインを造り続けています。
このウィンクルは、しっかりと熟成された葡萄の果実の香りが印象的ですが、
飲み口は力強く引き締まったミネラルや豊かな酸味といった、多くの要素が絶妙に重なり合う中に、洗練された気品が確かに感じられる、
他のどのワインにも代え難い一本です。
レストランのペアリングを、ぜひご家庭で。
ではまた、チャオチャオ。