シチリア酒精強化ワイン「マルサラ」とは?まず飲むべきは「フローリオ」社!

シチリアが誇る酒精強化ワイン「マルサラ」とは?

「マルサラ」とは、スペインのシェリーやポルトガルのマデイラと並び、世界的に知られる有名な酒精強化ワインのことです。

大航海時代真っ只中、1773年に、イギリス人のジョン・ウッド・ハウスがシチリア最西端にあるマルサラの町で、白ワインにアルコールを添加したことで生まれました。
酒精強化することで長い航海に耐えられるワインとなったのです。
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一時期は品質の低いものが大量生産されたことで、今だに料理用のイメージを持たれている方も多いですが、近年のマルサラは高品質なものも増え、繊細かつ複雑な味わいを楽しめます。

 

マルサラの種類

マルサラは熟成年数や甘さ、色によって分類されています。

①色
・オーロ(黄金色)
・アンブラ(琥珀色)
・ルビーノ(ルビー色)

オーロ、アンブラはシチリア土着の白葡萄品種グリッロ、カタラットを使用。
ルビーノは同じく土着である黒葡萄品種ピニャテッロ、カラブレーゼ、ネレッロ・マスカレーゼを使用します。

②熟成年数
・フィーネ(1年)
・スペリオーレ(2年)
・スペリオーレ・リゼルヴァ(4年)
・ヴェルジネ(5年)
・ヴェルジネ・ストラヴェッキオ(10年)

熟成年数が高くなるほど希少かつ高価になりますが、他では味わえない魅惑的な深みある味わいが楽しめます。

③甘さ
・セッコ(辛口)
・セミ・セッコ(中辛口)
・ドルチェ(甘口)

アルコール発酵の過程で、糖分が残っているうちにブランデーやワイン蒸留酒などを添加し発酵を止めます。
その時の残糖分により甘さを決定します。

 

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マルサラ造りを牽引してきた造り手「フローリオ」
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マルサラをはじめて生み出したジョン・ウッドハウスと手を組み、1833年ヴィンチェンツォ・フローリオ氏が創業したのが「フローリオ」社です。
醸造と同時にイタリア国外に大々的に宣伝し、マルサラを世界に広めました。

現在ではマルサラのトップシェア製造者として、35か国に輸出しています。
今も昔もマルサラを代表するメーカーであると言えるでしょう。
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「フローリオ」社のマルサラ各種

【マルサラ・スーペリオーレ・セッコ】
色:アンブラ
熟成:スペリオーレ
甘さ:セッコ
食後酒として、また、肉料理などの風味づけにもオススメです。

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【マルサラ・スーペリオーレ・ドルチェ】
色:アンブラ
熟成:スペリオーレ
甘さ:ドルチェ
食後酒、ティラミスやカッサータ等のデザートの風味づけに。

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【”タルガ” マルサラ・スーペリオーレ・リゼルヴァ】
色:アンブラ
熟成:スペリオーレ・リゼルヴァ
甘さ:ドルチェ
焼き菓子やデザートに合わせてお楽しみください。

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料理酒だけじゃない!飲んで美味しいマルサラ!

ティラミスやカッサータの風味づけやお料理の隠し味に使われることの多いマルサラですが、フローリオ社を始めとした上質なマルサラは飲んでももちろん美味しい!
シチリアでは、冬でも夏でも住人たちがバールで飲んでいるのをよく見かけるそう。
辛口~甘口、色や熟成年数で様々なタイプがあり難しいと感じるかもしれませんが、まずは一本試してみてください!
そして自分のお気に入りの飲み方を見つけてみましょう。

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