イタリアを代表する高級ワインとは?3つの代表的銘柄を分かりやすくご紹介!

イタリアにおける高級ワイン。その代表的な銘柄とは?

高級ワイン…相場感覚は人それぞれですが、いったいいくらくらいのワインを指すのでしょうか?
少なくとも毎日飲むものではなく、記念日であったり何か良いことがあった特別な時に飲むものですよね。

高級ワインがいつでも飲める、というのはある意味幸せかもしれませんが「食傷」という言葉があるように、当たり前のように毎日飲んでいたらきっと嫌になってしまうかもしれませんね。

さて、今回はイタリアを代表する高級ワイン銘柄をご紹介します。

高級ワインセラー

お隣のワイン大国フランスと比べると、比較的安価なワインが多いとされるイタリアワインですが、高級ワインと呼ばれるワインも勿論あります。

フランスには「最もよく知られていて、最も飲んだ人が少ない」と言われる「ロマネ・コンティ」を代表としたブルゴーニュ地方のワインや、やボルドー地方のシャトー・マルゴーなどを代表とした5大シャトーなど、名だたる銘柄が並びます。
またその価格たるや数万円以上は当たり前、下手をするとすぐに10万円を超えるワインもザラにあります。

ではイタリアワインはどうでしょうか?
いくつか種類がありますが、ここでは3つの銘柄に絞ってご紹介させていただきます。

「イタリアワインの王様」BAROLO バローロ

トップバッターはやはりこの銘柄DOCG「バローロ」です。
北イタリア、ピエモンテ州で生産される銘柄で、別名イタリアワインの王様とも呼ばれています。

バローロ棚

ネッビオーロというブドウ品種100%で造られているこの赤ワインは、非常に華やかでエレガントなワインを造りだします。
王様たる所以はそのネッビオーロ種が持つ力強さや厳格さ、そして奥深い潜在的なポテンシャルの高さによるものです。

エレガントな反面、長期熟成に必要とされるタンニン(渋み)や酸味がとても強く、若くして飲むと味わいが成熟しておらず、渋さが勝ったり酸味が尖っていたりと飲み頃に達するまで多くの時間が必要とされるワインでもあります。

単一品種によって完成される繊細な味わいの根底には、前述したフランスのブルゴーニュで最も大事とされている「テロワール」が色濃く反映されています。
テロワールとは簡単に言えば土壌や気候など、その土地の持つポテンシャルをどこまで表現できるかということが大事になります。

バローロ畑7

DOCGバローロの生産地区内でも村ごとによる土壌特性の違いがあり、同じバローロでもタイプの違うワインが造られます。

代表的な産地としては「セッラルンガ・ダルバ」「モンフォルテ・ダルバ」などの村がある東側の地区では鉄分が多い泥灰土(でいかいど)や砂岩が多い土壌で、厳格でタンニンが強く男性的なバローロが生産されます。

一方「ラ・モッラ」などの西側は標高が高い丘陵地帯となっており、土壌は粘土質を多く含んだ青い泥灰土。
厳格というよりは薫り高く優美な個性を持つ、女性的なバローロが算出されます。

バローロテイスティング

気になる価格帯ですが、一般的なものは5,000円~10,000円前後で購入できます。
生産量が少ない希少価値があるワインや、優良年の古いヴィンテージワインに関しては30,000円以上する物もあります。

また、アルバ村を挟んで東側に位置する兄弟的な銘柄として「バルバレスコ Barbaresco」という銘柄もあり、こちらも同じネッビオーロ100%で造られています。
「バローロの弟分」と呼ばれ格下のように見られていた時代もありましたが、現在ではバローロとは異なるエレガントさを明確に打ち出し、また違った良さを楽しめるようになりました。

繊細、厳格、優美などのキーワードが主体のバローロなので、ワインを飲み慣れてきた中級者以上向けの銘柄かもしれません。

バローロを飲んでみる前にまずは「ランゲ・ネッビオーロ」という銘柄から試す方が良いかもしれません。
価格帯は2,500円程度~と比較的手ごろな価格で入手できます。

ランゲ・ネッビオーロとバローロの大きな違いは2点。
・使用するブドウの栽培範囲の広さ。(ランゲ・ネッビオーロはより広い範囲が認められている)
・熟成期間(バローロは最低3年間以上の熟成が必要だが、ランゲ・ネッビオーロには法定期間がない)

まずはカジュアルに楽しめるランゲ・ネッビオーロからスタートし、それから「バローロ」や「バルバレスコ」など少しずつステップアップしてみてはいかがでしょうか。

ピエモンテ州には他にも「ガッティナーラ GATTINARA」や「ゲンメ GHENMME」といった、同じネッビオーロ種ベースで造られる偉大なワインが存在しますが、それはまた別の機会でご説明したいと思います。

 

初心者におすすめランゲ・ネッビオーロ

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「イタリアワインの女王」BRUNELLO DI MONTALCINO ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

前述でご紹介したバローロが「イタリアワインの王様」と称されているのに対し、「イタリアワインの女王」と讃えられるワイン。
それがトスカーナ州で造られる「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」です。
私がイタリアワインで一番好きな銘柄でもあります。

ブルネッロ棚

トスカーナ州南部、シエナ県にあるモンタルチーノ村で生産されるこの銘柄は「ブルネッロ」と呼ばれるサンジョヴェーゼ種100%で造られる力強いワインです。
サンジョヴェーゼというブドウ品種はイタリアを代表するブドウ品種と言っても過言ではなく、イタリアワインにおいて重要なウェイトを占めています。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノで使用されるサンジョヴェーゼは「サンジョヴェーゼ・グロッソ」と呼ばれる種類で、同じトスカーナ州で産出されるDOCGキアンティ(クラッシコ)で通常使用される種類よりも果粒が大きく果皮が厚いため、より長期熟成が可能なブドウ品種です。

19世紀末に「ビオンディ・サンティ」が造り始めた長期熟成ワインが成功を収めたことをきっかけに、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは「イタリアを代表する高級ワイン」というブランド・イメージの確立に成功しました。

ビオンディ・サンティ

1970年代には約70程度だった生産者数ですが、現在ではモンタルチーノの街を中心に北部から南部まで約300にまで生産者が増加しており、様々なスタイルのブルネッロが造りだされています。

様々なブルネッロ

ブルネッロの熟成期間は約4年間必要で、内2年間は木樽熟成、4ヶ月は瓶内熟成が義務付けられており、長期熟成向けの堅固で複雑、かつ華やかさも併せ持つ素晴らしいワインが出来上がります。

近年ではモダン・ブルネッロ生産者「バンフィ」を筆頭に、バリックと呼ばれる小樽を使用する生産者が増えた為、その要求を受け入れて木樽熟成期間が3年から2年に短縮された経緯があります。

樽の使い方も様々で、伝統的な大樽のみを使用する生産者や大樽、小樽を併用する中庸的な生産者もいたりとスタイルは様々です。

伝統的な大樽

モダンスタイルというと否定的な反応になってしまう場合も多いですが、例えば前述のバンフィ社では、熟成樽に使用する木材の選別から行うというこだわりよう。

バンフィ

このような伝統と革新の切磋琢磨があって現在のブルネッロがあると言われています。

バローロ同様に厳格さを感じるタンニンは強いものの、熟したチェリーのような包み込むような果実味がある為、比較的飲みやすいワインに仕上がります。

力強さと華やかさ、そして誰にでも好まれる果実感をもつブルネッロはギフトにも最適です。
美味しい牛の赤身肉が手に入った時などに、ぜひ一度ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを飲んでみてください。

熟成期間が短い「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」という弟分的なワインがあるので、価格的にも最初はそちらから飲んでみるのも良いと思います。
フレッシュな仕上がりで若いヴィンテージでも楽しむことが出来ます。

初心者におすすめのロッソ・ディ・モンタルチーノ

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ロッソ ディ モンタルチーノ

¥3,850 (税込)
初心者におすすめのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

トスカーナ赤ワイン一覧(こちらをクリック)

 

「イタリアの瞑想ワイン」AMARONE DELLA VALPOLICELLA アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは、イタリアでも有数のワイン産地であるヴェネト州のDOCGです。
ロミオとジュリエットで有名なヴェローナにほど近い場所で造られるこのアマローネは、かつては王侯貴族でしか口にできなかったと言われるほど、希少で贅沢なイタリア最高級ワインの一つです。

アマローネ

使用するブドウは土着品種であるコルヴィーナ種、モリナーラ種、ロンディネッラ種のブレンドが一般的で、完熟したブドウを手摘みで丁寧に収穫します。
そして収穫したブドウを、アマローネの製造方法で最も特徴的で重要な工程である「陰干し」をさせます。
通常ワインは収穫したブドウを除便や選別などを行ったらすぐに搾汁しますが、アマローネの場合は完熟したブドウを収穫し、その後2~4ヶ月ほど風通しの良い専用の小屋などで陰干しします。

カビが生えないよう、乾燥具合が均一になるよう毎日温度や湿度をチェックしながら、細心の注意を払って陰干しを進めていきます。

そうして4割ほどの水分を飛ばし、糖度を上げたブドウを使って辛口ワインを造るのがアマローネです。

陰干しして果汁エキスを凝縮させる方法を「アパッシメント」と呼び、多くは甘口ワインを造る工程としてイタリア各地で使用されている技術ですが、これだけ官能的で複雑味のある辛口ワインとして評価されているのは、アマローネだけです。
(ちなみに甘口に仕立てたアマローネは「レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ」と呼ばれ、別のDOCGとなります。)

アマローネは糖度を上げている分アルコール度数の高いものが多く、どっしりとした飲みごたえのあるフルボディワインが多いです。

一般的なワインで例えられるフレッシュフルーツのような香りとはひと味違った、官能的で複雑なアマローネの香りは、一度ハマるともう病みつきという方も少なくありません。
赤い果実の香りを中心にアプリコットや蜂蜜、スパイスのようなニュアンス、焦がしたようなロースト香も感じられます。
「アマーロ=苦い」という名の通り、カカオのようなほろ苦さがトロリとした濃厚なアマローネを引き立てます。

肉の煮込みやジビエなどしっかりとしたお料理と合わせるのが定番ですが、アメリカのワインバーなどでは食後に一杯アマローネで締めるなどの飲み方も流行っているそうです。

また、その濃厚さから「1本を気軽に開けられない」という方もいます。
そんな人を中心に近年人気が高いのが「ヴァルポリチェッラ・リパッソ」と呼ばれるワインです。

ヴァルポリチェッラ・リパッソは、陰干しをしていないフレッシュなヴァルポリチェッラのワインに、アマローネを造ったブドウの絞りかす(ヴィナッチャ)を入れ、再発酵して造られます。

ヴァルポリチェッラのフレッシュな酸味と果実味に、アマローネのような華やかで複雑な味わいと香りが加わります。
当然価格もアマローネより安価で、飲み口の気軽さから「ベビーアマローネ」として親しまれています。

そんな人とは裏腹に、春夏秋冬通してアマローネばかり。。というその魅力にどっぷりハマり込んでしまった方もいらっしゃいます。

カーリチェではブルネッロ同様、ギフトとして人気です。
ちょっと変わったワインが飲んでみたいという方にもおすすめです。

バローロ、ブルネッロと同様にアマローネも長期熟成が可能なワインです。
生産者やヴィンテージにもよりますが、私が過去に飲んだもので50年以上熟成した素晴らしいアマローネを飲んだ事があります。

あとからあとから様々な芳香が鼻孔を駆け巡り、彦摩呂よろしく「か、香りの玉手箱やあーーっ!」と感動した事を覚えています。

皆様もぜひチャンスがあったらイタリアの瞑想ワイン「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」をぜひ飲んでみてください。

ちなみに店頭でリピート率NO.1といっても過言ではない商品がこちら。

ナチュラルワイン特集

ロッソ デル ヴェロネーゼ

¥3,520 (税込)
ロッソ・デル・ヴェロネーゼ / ラルコです。

通常のヴァルポリチェッラワインに、サンジョヴェーゼ種やテロルデゴ種をほんのり混ぜた、ラルコのルカ氏らしい遊び心のあるワイン。
ほとんどプレスをかけないのでピュアで透明感のある口当たりと、軽やかで甘酸っぱいラズベリーを思わせるキュートで華やかな香りが素晴らしい1本です。

初心者におすすめのアマローネ

ヴェネト州赤ワイン一覧(こちらをクリック)

 


イタリアの高級ワインまとめ

今回はイタリアの高級ワインを3種類に絞り込んでご紹介いたしましたが、もちろんこの3銘柄以上に有名なワインや銘柄はまだたくさんあります。
例えばトスカーナ州のスーパータスカン「サッシカイア」などがいい例です。

また、ブルネッロとメルローのブレンドでモンタルチーノの新しい可能性を切り開いた「テヌータ・ルーチェ」の存在も要チェックです。

ルーチェ特集(こちらをクリック)

今回は伝統的なイタリアワインに絞り込みました。
イタリアワインを知っていく上ではぜひどのワインも飲んでみて頂きたいワイン達です。

高級ワインとはいえ、どれも1万円以内で入手できるワインばかりなので、フランスワイン等に比べればかなり試しやすいのではないでしょうか。
生産者や優良年とされる古いヴィンテージワインによっては数万円するものもありますが、それはほんの一部です。

バローロ、ブルネッロ、アマローネ。

イタリア高級ワインの代表銘柄です。
いざ買おうという時に、迷いそうでしたらぜひイル・カーリチェにご相談ください!

ぴったりの1本をご提案させていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

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