アゴスティーナピエリは、元々小さなブドウ農家であったピエリ家にて当主の亡き後、娘達により独自のカンティーナとして成立、新たに醸造をフランチェスコ・モナチ氏に委ねてスタートした新しい造り手です。
そのワインは伝統的なモンタルチーノのワイン、即ち大樽を使った長期熟成に耐えうる力強いブルネッロを意識しつつも、素直なフルーツの味わいと香り、のど越しの良さを求めた現代的でコシのあるワインに仕上がっています。
タンニンも穏やかでピュアなサンジョヴェーゼの口当たり、飲み口。
以前ならガツンと発酵を強くし、バリックでアタックを付けたのかもしれませんが、これが今のピエリを象徴する内容だと言えます。
果実のデリケートな旨味と彼ら独特の丸みのある果実の味わいを求めた結果、モダン、古典と異なる、と言われてきたアゴスティーナピエリの、ある意味真っ直ぐなワインを体現したと言えるワインに仕上がっています。
(輸入元資料より引用)
Rosso di Montalcino / Agostina Pieri