セッラルンガの若木のブドウが、このキュヴェに使われます。
深いルビー色の外観に、スミレとレッドチェリーのアロマ。
舌の上で感じられる魅力的なスパイスが、深みと複雑味を増幅させます。
生き生きとした酸と堅牢なタンニンは、ジューシーな果実味とよいバランスを取っており、支配的になることなくワインを親しみやすいものにしています。
昨今のランゲネッビオーロ相場を考えると本当に良心的な価格。
ピュアでエレガント、洗練されたランゲネッビオーロをお試しください。
【生産者紹介】ジョヴァンニ・ロッソ
アジエンダ・アグリコーラ・ジョヴァンニ・ロッソは、12ヘクタールの畑を持つ小規模家族経営ドメーヌで、バローロ地域内、セッラルンガ・ダルバ村にあるバウダーナの小集落に位置しています。
ロッソ家は1890年代からセッラルンガ・ダルバ村に畑を所有し、ブドウ栽培を行ってきていますが、ジョヴァンニ・ロッソの名前で元詰めを始めたのは1995年のことです。
近年、ダヴィデ・ロッソの代になってからこのワイナリーは刷新されました。
ダヴィデはブルゴーニュのドメーヌ・ジャン・グリヴォやドニ・モルテなど様々なワイナリーで修業しています。
所有する7区画の畑のほとんどがセッラルンガ村の泥灰質、粘土質、砂岩質の優れた土壌の場所に集まっていて、標高は430mもあります。
中でも、急斜面で石灰質の強いラ・セッラの畑と、表土が深く粘土の多いチェレッタの畑が高名です。
ダヴィデは原則として、有機農法でブドウを育てています。ワイナリーでは伝統的な手法を重視し、小型のセメントタンクを用い、1ヶ月に及び野生酵母でのアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。
その間、温度は管理しません。果実味の純粋性を保つため、デレスタージュではなく優しいルモンタージュで抽出します。
熟成は50ヘクトリットルのボッテ(大樽)で行い、樽材はフランスのフォンテーヌブロー産のものを使用しています。
ワインは、テロワールのエッセンスを見事にを捉えています。
Langhe Nebbiolo / Giovanni rosso