トレイーゾ村に位置し、ラ・スピネッタ社が所有するバルバレスコの3つのクリュの中でも最小の畑であるヴァレイラーノ。
海抜450m、土壌は石灰質ですが大きな石を多く含み、水はけに優れています。
ヴァレイラーノはエレガントでありながらガッリーナのようなふくよかさとは異なり、ミネラリティをしっかりと感じられる個性を持っています。
トリュフやマジパンなどの、バローロを思わせる魅力的な香り。
味わいはなめらかでリッチ、メントールのニュアンスがあり、しっかりとしたタンニンが感じられます。
2016年は、近年の最も収穫まで時間がかかったヴィンテージの一つといえます。
2月末から3月まで気温が低く雨が多く降り、土壌は沢山の水分を貯えました。
春はかなりの量の雨が降りました。
夜の気温がとても低かったおかげで、大きな病害を避ける助けとなりました。
6月の下旬から気温は例年並みになり、夏を迎えました。夏中、良い気候が続き、決して暑すぎることもなく、ブドウの熟成は少し遅れました。
10月の上旬には、素晴らしい気候のもと収穫できました。
アルコール発酵は一部ロータリーファーメンター、ステンレスタンクで16日間。
フレンチオークの樽でマロラクティック発酵。
熟成は軽めのトーストのフレンチオークのバリック樽とトノー 樽(新樽比率約10%)で20ケ月。
瓶内熟成12ケ月。
1977年創業のラ・スピネッタ社の名声は、80年代後半にリリースしたモスカート・ダスティが世界中のレストランやワイン評論家から高い評価を得たことで広まりました。
ジョルジョ・リヴェッティ氏を中心に、妥協を許さないワイン造りへの情熱が、バルベーラ、バルバレスコ、そしてバローロなどの素晴らしいワインを生み出しています。
「私たちの土地、土地が造り出す物の価値に対して確固たる信念をもち、敬意を表し、私たちが栽培するのは、その土地の土着品種、その土地に根付いた品種のみである」という信念のもと、その土地を表現したワインをピエモンテとトスカーナで造り続けています。
(輸入元資料より引用)
Barbaresco Valeirano / La Spinetta