ぶどうをやさしく圧搾後、冷温(12℃)でスキンコンタクトを行う。
又、アルコール発酵に関しては、16℃を超えないように温度管理し、最後の瓶詰めまで温度を保ちながら酸素にふれないよう熟成させる。
柔らかい印象の香りは、甘い果実を彷彿とさせる滑らかな味わいを期待させる。 サラリとした滑らかな辛口。
じっくり広がる味は口の両脇に感じるミネラルと、新鮮な印象の酸味が十分になじんでいる。
余韻はベルナッチャ種特有のレモンビターが楽しめる。
【生産者紹介】ラ・ラストラ
ラ・ラストラ社は、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ協会の元副会長でもあるオーナーのナディア・ベッティ女史がワイナリー全体を管理し、トレントの醸造学校でともに学んだ夫のレナートが栽培と醸造に専念している。
1994年に南東部サンタ・ルチア地区に設立したワイナリー。
所有する6haの畑のうち、3haがヴェルナッチャ、残りはサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カナイオーロを植え、キャンティ・コッリ・セネージDOCGとトスカーナIGTを造っている。
南、東、西向きのなだからな斜面の3区間に分かれ、醸造は区画ごとに行われる。 1ha当たり3000本の植栽密度で、グリーン・ハーヴェストにより、収穫量は1haあたり6000キロである。
最初のヴィンテージにおいて、すぐさま数々のワイン・ガイドにその名を連ねる快挙を果し、2年目ではヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ・リセルヴァ’95 が、当時のトスカーナ白ワイン業界でそう簡単ではなかった“ 2ビッキエ―リ”を悠々と獲得しており、今後大きな飛躍が望めるワイナリーである。
(輸入元資料より引用)
vernaccia di sangimignano / monaca