メリーニ社が誇る自社畑である、ラ・セルヴァネッラ。イタリアで初めてクリュ(単一畑)のコンセプトのもと造られたキアンティ・クラッシコです。
ラ・セルヴァネッラの畑は平均標高400m、広さは43.49haです。
主に粘土質の石灰土で構成される土壌、畑の方角(南西)、気候条件などの組み合わせが素晴らしいことから、古くからあるクリュの中でも最も良質な畑の一つに数えられています。
ギュイヨ―仕立てもしくはコルドーネ仕立てでブドウを栽培しています。
生産本数は200,000本。
ブドウ樹の平均樹齢は約15年です。
クオリティーの高いChianti作りを目標に1990年から改革が始まり、まずは10haを改樹。
その後1995、1997、2000、2003年と10haずつ植樹されました。
広がりのある複雑な香りで、熟した赤いベリーや、アヤメ、スミレを思わせます。
芳醇な味わいで、しっかりとしたアルコール分と旨みがあり、エレガントで長い余韻にはローストアーモンドが感じられます。
9月下旬から10月上旬の間、手摘みされたぶどうを20日間マセラシオンし、その後リモンタージュします。
25℃以下でのアルコール発酵とマロラクティック発酵の後、フレンチオークの樽で約3年熟成させます。
冷暗所で適切に保管すれば、10年以上瓶内で成長するポテンシャルを持つワインです。
赤身肉、ジビエ、熟成したチーズと一緒に。
メリーニは、キアンティ・クラッシコ地区に広大な自社畑を所有するワイナリーです。
創業は1705年で、300年を超える歴史があり、イタリアのワイン史を彩ってきた老舗ワイナリーです。
1860年、同社が瓶を藁で巻いた「フィアスコ・ボトル」を考案したことで輸送が容易になり、キアンティの名が世界的に広まりました。
また、1960年代後半にキアンティ地方で初めてクリュ(単一畑)の概念を取り込み、“ラ・セルヴァネッラ”1969年ヴィンテージを世界で最初のキアンティ・クラッシコの単一畑ワインとしてリリースしました。
このことによって、全キアンティ・クラッシコの現在の名声の基礎が作られたことは、メリーニの特筆すべき功績と言えます。
「革新」のDNAを受け継ぎ、長い歴史を引継ぎ、今も「伝統を尊重しながらも現代の消費者に受け入れられるワインを造りたい」という情熱を持ってワイン造りを行っています。
(輸入元資料より引用)
La Selvanella Chianti Classico Riserva / Melini