若い樹齢の葡萄を使って、フルーティで飲みやすいスタイルを目指しています。
発酵、熟成はステンレスタンクで行います。
温度管理をしながら発酵させ、10~12日間マセラシオンさせます。
えぐみのあるタンニンを避けるために、柔らかくプレスします。
樹齢が若いので、タンニンが柔らかくなるように軽くルモンタージュします。
マロラクティック発酵をコンクリートタンクで行うことで、スムーズさが出ます。
明るめの赤紫色。最初は少し閉じた控えめな印象ですが、グラスを回すと果実のアロマ、特にダークチェリーの香りが立ち上がります。桑の実のような、かなり凝縮したベリーの野生的な香り。
凝縮感を感じるどっしりとした塊のような果実味。
ほのかな甘さはあるものの、フレッシュな酸のおかげで非常に切れ味が良く、爽やかな印象です。タンニンも程よく、価格を越えた充分な飲み応えです。
【生産者紹介】ヴィニエーティ・ザブ(ファルネーゼ)
ファルネーゼがシチリアで手掛けるワイナリー
シチリアの恵まれた気候を生かした、幅広いラインナップかつ高品質なワイン
「土着品種と国際品種」
ザブでは、土着品種に力を入れていますが、シャルドネ、シラー、メルロは、シチリアで高いポテンシャルを持つため、一部ですが栽培しています。
「葡萄の買取り」
買取り葡萄は地元のパートナー契約する共同組合のメンバーの畑から、ファルネーゼが独自に契約した区画のものだけを使用しています。
葡萄の買取りは、収穫した葡萄の重さに対して代金を支払うのが一般的ですが、アブルッツォでファルネーゼが行っているのと同様に、区画に対して支払います。
収量が減っても収入は減らないため、選定、間引きなどを躊躇なく行うことが出来ます。
契約した農家は、ザブの成長を自らの誇りととらえています。
「充実の醸造設備」
「ザブの名前」
nero d!vora / zabu