低迷するガヴィの中で一気に評価を挙げている造り手。循環型エコシステムの中でビオディナミを実践。新しい形の カンティーナとして精力的に品質向上に取り組んでいる。
ガヴィの可能性
ピエモンテを代表する白ワインなのに一時期のソア ヴェのように衰退してしまった「ガヴィ」。組合による 買取り葡萄で造られた低品質大量生産「ガヴィ」は 同じワインで色々なラベルで販売されている。
『コルテーゼは酸化に弱い品種なので、そもそも大 量生産に向かない。大量生産を可能にするのが亜 硫酸だった』
機械収穫をすると腐敗果は混じってしまう。葡萄果 も破裂するので果汁が流れ出し、酸化が始まる。 よって亜硫酸を使ってバクテリアの繁殖や酸化を止 めなくてはいけない。
『同時に亜硫酸はコルテーゼの品種由来の香を奪 ってしまう。ガヴィの個性は表現できないのでガヴィ の評価は下がっていった』
彼等の「ガヴィ」はコルテーゼの香がある。
Gavi /