忘れられていた古代品種「マリオッコ」
イタリア本土のつま先カラブリア州。
標高2000mを超えるポッリーノ山脈を含む国定公園の中に位置する「フェッロチント」が、古代品種であるマリオッコ種を復活させた上級キュベ。
南の品種とは思えぬほど綺麗な酸とエレガントな風味に驚くこと間違いありません!
しっかりと凝縮感のある果実味はありますが、単純に太陽をたっぷり浴びたワインとは異なる酸が特徴的です。
キメ細かなタンニンもあり、上質な赤ワインとして楽しんで頂けます。
もちろん辛いお食事とも相性抜群です。
【生産者紹介】フェッロチント
カラブリア州とバジリカータ州にまたがるポッリーノ山脈の麓、コセンツァ地方カステロヴィッラリ。
酪農や果物の栽培を行なう数件の農家からなるカンポヴェルデ社が手がけるワイナリーが、テヌテ・フェッロチントです。
葡萄栽培の歴史は古く、「始まりは記憶にも記録にも無い」そうですが、現在の土地の所有者であるノラ家が別荘をこの地に構えた1800 年代には、すでに葡萄畑があったようです。
2007 年にノラ家の息子兄弟(ルイジ・フェデリコ)を中心に、ワイナリーを設立。パレルモ大学の紹介で、醸造家マルコ=モンキエロもコンサルタントに加わりました。
ポッリーノ山脈の麓、標高250 ~ 450mの畑は昼夜の寒暖が大きく、雨もピエモンテ並みに降り、平均気温はトスカーナと同じとのこと。
マルコ=モンキエロは、この地に北イタリア並みのミクロクリマがあり、葡萄栽培に適していると確信。
無名なワイン産地でのチャレンジングなプロジェクトは今、始まったばかりです。
Pollino magliocco / Ferrocinto