9月上旬の収穫後、破砕されたモストを出し、セメントタンクにて温度24度以下で発酵を行います。
発酵を経てから3月に入って1000Lと2500Lのフレンチオークの樽に移して12カ月熟成させ、二つを合わせてからボトリングされます。
抜染直後からサンジョヴェーゼらしいキュッと引き締まった赤い果実、明確な酸味、細かいタンニンという基本要素が忠実に表れています。
2014年という困難だった年らしく、確かに酸味が印象的ですが、突出しているとは言い難く、果実味も出ているので、全体バランスはコンパクトにまとまっている印象です。
ベルベットの様に口当たりと舌触りも柔らかく、デリケートな印象もありながら基本的な味わいの要素はきちんと取られているので、シンプルに飲み易いオールドスタイル的なキャンティクラシコが体現されています。
時間の経過により、野草とハーブの香りも出て来る。
そういう点では二日目の方が香りも明確になり、味わいも多様な要素が感じられます。(生産本数13,000本)
滑らかで旨味豊かな果実味、心地よい酸味が引き出す「これぞイタリアワイン」という個性を体現している、古き良きスタイルのキャンティクラシコです。
牛肉のビステッカ(ビフテキ)、大椎茸のソテーと一緒に。
(輸入元資料より引用)
Chianti Classico / Santo Stefano