地域の土着品種であるトレッビアーノ スポレティーノを伝統的な手法で醸造したワイン。
収穫後、大半のブドウは除梗、軽くプレスし、ステンレスタンクで皮ごと3週間程度醗酵、圧搾後もステンレスタンクで熟成(このワインをAと呼ぶことにします)。
収穫後に即醸造に回されなかったブドウは陰干しされ、半干しブドウ状態になった段階でAに加え、再醗酵を促します。
皮ごと漬け込んだ状態で約1年醗酵&熟成をさせた後に再度圧搾し、さらに数年寝かせてからボトリング。
伝統的にはやや甘口に仕上げることが多かったようですが、ベアの場合は糖分が完全に切れるように干しブドウの割合を調整しているようです。
~パオロベアについて~
1500年代から、モンテファルコに住んでいることが古文書の記録から確認されているベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。
単位面積あたりの収量を抑え厳選されたブドウからのみ醸造を行うため、年によって生産量は大きく異なる。
土壌やブドウなどの可能性を信じバイオダイナミクスを実践している。
ワインはサグランティーノというブドウの特性が濃く反映された、凝縮性の高いものとなっている。
フィルタリングがワインの風味やエキスを減少させると考える彼は、それを全く行わない。
(輸入元資料より引用)