凝縮したエキス感と華やかなブーケは、一般的なロエロ・アルネイスとは一線を画す突出した仕上がり。
瓶内で熟成させてから楽しみたいワインです。
【生産者紹介】ブルーノ・ジャコーザ
蔵の名前でもある故ブルーノ・ジャコーザ氏は1929年生まれ。
13歳から祖父のカルロ・ジャコーザ氏の指導の下でワイン造りに携わり始めました。
その後、父親の代では第二次世界大戦中であったため、経済的にボトルワインの市場がなく主に量り売りをしていました。
その後、自分の名前を冠したブランド「ブルーノ・ジャコーザ」を1961年にファースト・ヴィンテージとしてリリースしました。今では半世紀以上に渡りワイン造りへその人生を捧げ、ランゲ地区の畑については誰よりも知り尽くしていると言っても過言ではありません。
畑と醸造におけるピエモンテの伝統に敬意を払い、単純にして明瞭な哲学の下に造られるワインは一貫したスタイルを持っています。
確固たるスタイルを持ったワインは世代を超えて、時に「バローロのロマネ・コンティ」と称賛され、世界中からイタリアを代表する偉大なワイナリーとして認知されています。
●ピエモンテ・ランゲ地区の歴史
・ランゲの地区は、ローマの時代から食用のブドウを栽培していた。
・1800年代までは甘口のバローロを生産。これが1800年代に入り、辛口へと変化。
・1880年くらいに、アルバに醸造学校が誕生。
・1950年代に組合が誕生。この組合が他の地域と異なり、「良いブドウだけを買い上げることができる」という流れができる。
結果、買いブドウでも自社ブドウでも品質に上下はなく、非常に良いワインができるようになった。
・ピエモンテは寒い地域のため、良いブドウができにくい。自然と、「どこでよいブドウが収穫できるのか?」を学習せざるを得なかった。
・戦争中は量り売りのワインしか売れなかった。
・1960年代から、ジャコーザが瓶詰めを開始。
「今日は素晴らしく、明日は驚くほどにうっとりするワイン」
※明日というのは熟成の時を経てという意味です。
昔から変わらない伝統のスタイルを貫いており、特にバルバレスコの造り手としては最高峰となります。
ブルーノ・ジャコーザ氏のワインは繊細でいながら、深くフィネスのあるワインです。
さらに熟成を経ることにより厚みが増し、壮大なるスケールをみせるイタリア屈指の品質を誇るワイン言えます。
近年、もてはやされたピエモンテ州のモダンなスタイルのワインは、凝縮度や色素濃度が高く、ややもするとテロワールやブドウの個性がマスキングされたものも散見されます。
このような時代の流行り廃りにも左右されることなく常に高い評価を受け続けているのは、ワインの中に何か訴えかけるもの「フィネス(Fines)」が存在しているからと言えます。
半世紀以上にも渡る長い年月の中で、常に一目置かれる偉大な存在であり続けるブルーノ・ジャコーザ。真に巨匠と呼ぶに相応しい偉人が生み出す、唯一無二の特別な味わいをご堪能ください。
「バローロのロマネ・コンティ」をはじめ、最高の賛辞を受けるワイナリー
イタリアの偉大なワイン生産者といえるブルーノ・ジャコーザ。時に「バローロのロマネ・コンティ」、「伝説的な人物」など、イタリア国内だけではなく、世界中から最高の賛辞をもって称されています。
また、近年、ブルーノ・ジャコーザが、「コッリーナ・リオンダ(Collina Rionda)」というバローロの赤ラベルの1989年ヴィンテージで、ワイン・アドヴォケイトにて100点を獲得しました。イタリアワインでは、レディガフィ、サッシカイアに並ぶ、僅か3本目の快挙です。
■各方面から高い評価を得ています■
2008年度AIS主催の国際コンクール「最優秀生産者部門」でトップ
2010年度ガンベロロッソの「最優秀ワイナリー」
<ワイン・スペクテイター(90点以上を50回、うち100点を1回獲得)>
~これはバローロのロマネ・コンティである~
(100点を獲得した、バローロ レ・ロッケ・デル・ファレット リゼルヴァ 2000のコメントより)
<ガンベロロッソ>
~ブルーノ・ジャコーザは伝説的人物である~
(過去3グラスを13回獲得、ヴィニ・ディタリアより)
<ワイン・アドヴォケイト(90点以上を97回、うち98点を6回、99点を2回獲得)>
~これはブルーノ・ジャコーザによる途方も無い努力のものである。名誉なことに、私が幾度かこのワインのテイスティングする経験を得たが、まさに息をのむような経験であった。~
(99点を獲得した、バローロ レ・ロッケ・デル・ファレット リゼルヴァ 2004のコメントより)
nebbiolo dalba vigna valmaggiore / Bruno giacosa