故郷の味 ~イタリア版おばあちゃん家の梅酒~

皆様、こんばんは。
姉妹店レストラン・ヴィノテカサクラの荒井です。

 

初夏真っただ中。
今年も南イタリアのワインが美味しい季節が始まりました。

暑いのが得意でない私ですが、
ワインの話となるとこの季節は大歓迎。

 

ではでは今日は、荒井オススメの夏ワインをご紹介。
とも思いましたが、

 

南イタリアへの渡航経験豊富なカーリチェメンバー。

ブログを通して、これから多くの夏ワインが紹介されていくことでしょう。

 

そんなわけで、今日はちょっと寄り道。

南イタリア発祥のお酒、「リモンチェッロ)(Limoncello)」についてお話しします。

 

リモンチェッロは、カンパーニャ州、特にアマルフィー海岸、ソレント半島、カプリ島付近一帯の伝統的な食後酒。

 

その歴史はおよそ400年前まで遡るのですが、

元来この地域の人々は、各家庭の庭で育てられたレモンを収穫しては、
アルコールに漬け込んで常備していました。

 

日本でも、梅を用いた自家製梅酒のようなものをよく見かけたものですが、

それと同様に、カンパーニャ人にとってリモンチェッロは、
どこか懐かしい、故郷の味です。

 

イタリアでも有数のリゾート地であったこの地方では、
北イタリアや、ヨーロッパの人々が多く訪れ、
リモンチェッロの美味しさを知り、流通が広まったと言われています。

 

最近では日本のイタリアンでも置いていないお店は少なくなりましたね。

 

イタリアでは食後酒(digestivo)の習慣が根付いていて、
リモンチェッロも、グラッパと同様にイタリアでは食後酒として認識されています。

 

冷凍庫で冷やしたリモンチェッロをリキュールグラスで少量、ストレートで頂く。

 

ただ、一般的に95度~96度の純粋アルコールをベースに造られているので、
リモンチェッロもアルコール度数は30度前後と高め。

甘みと爽やかなレモンの香りでスッキリと飲めてしまいますが飲みすぎには要注意です。

 

 

本格的なイタリアンが多い今日の日本では、
食後酒という文化が少しずつ脚光を浴びているように感じますが、
まだまだ食後に強いお酒を飲む習慣が浸透しきれていないのも事実。

 

食後酒としてのリモンチェッロの楽しみ方も是非味わって頂きたいですが、

 

今回は、暑い夏にグビっとリモンチェッロを楽しめる、カクテルを簡単にご紹介します。

 

やはり定番はソーダ割り

ですが、

 

実はワインとの相性も良いリモンチェッロ。

白ワインスプマンテで割ると美味。

そこに少量のカンパリを加えると、更にリッチで大人な味わいに。

 

果物やハーブ、その他リキュールや乳製品、紅茶などなど。

相性抜群の素材が多く汎用性の高いのが、リモンチェッロカクテルの魅力。

 

是非お気に入りのレシピを発見してみてください。

 

 

イル・カーリチェでは店頭にて、リモンチェッロを種類豊富に取り揃えております。

 

お勧めの生産者はイル・コンヴェント社(Il Convento)。

 

レモンの銘産地カンパーニャ州のレモンの中でも、
非常に良質のレモンを産する地域として名高いマッサルブレンス。

そこで1世紀に亘ってレモンの栽培を手がけている彼らが、
代々伝わるレシピでレモン園内の工房で作る、手作りのリモンチェッロ。

 

 

思うような外出も難しい今年の夏は、
リモンチェッロを飲んで、南イタリアのヴァカンツァを感じてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

ではまた、チャオチャオ。