こんにちは~
イルカーリチェ、松田です👓
今日は当店で扱っている、”人気ワイナリーがつくるエキストラヴァージン・オリーブオイル”のご紹介です😊
オリーブとブドウの栽培条件は似ているので、イタリアでは多くのワイナリーがブドウと共にオリーブも栽培し、良質なオリーブオイルを生産しています。
北部の寒い地方ではオリーブは育てられないので、特に中部から南部が盛んですね。
現在カリチェにあるのはこの2種類。
・カルロ・タンガネッリ
・タレンティ
どちらもトスカーナ州の名ワイナリー✨
トスカーナでは、伝統的にブドウとオリーブの樹を同じ畑に混植することが多かったり、レストランのテーブルには必ずオリーブオイルが用意してあったり、「ワインとオリーブオイル」はセットかのように扱われ、どちらもなくてはならないものです。
また、肉料理や豆料理など味のしっかりした料理がよく食べられますが、オリーブオイルもそれに負けないしっかりした味わいのものが多く作られます。
地産地消が基本のイタリアでは、どこに行ってもその土地のワインやオイルを合わせるのが最高の組み合わせです😊
ではこの2つどう違うんでしょうか?
軽く比較してみました!
ちなみにオリーブにはイタリアだけでも数百の品種があるらしく(その多様性もイタリア産の魅力!)、この二つも異なる品種が使われているのですが、今回は触れずにいきます!
まず色から見ていきます。
・・・わかりますか?
カルロ・タンガネッリのオイルの方が少し色が濃いですね。
カルロ・タンガネッリは自然派ワインの生産者としても人気があり、オリーブもビオロジックによる自然農法で栽培されています。
さらにノンフィルターで瓶詰めされるので、色は少し暗い緑色になります。
タレンティはトスカーナ州の高級赤ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の生産者で、伝統を守りつつも最新技術を取り入れながら高品質なワインを生産しています。
オリーブオイルの醸造もその優れた技術のもと行われ、瓶詰の前に丁寧に濾過されます。
そうすることで輝くような明るい緑色になるのです。
次に香りと味を確かめてみましょう。
カルロ・タンガネッリは力強いアロマが印象的です。アーティチョークのような香りに、フルーティーな香りも感じられます。
もったりとした重めの口当たりで驚くほどコクがあります。
かなりしっかりとした味わいですが、苦みやエグみはそれほど強くなくフルーティーでした。
次にタレンティ。
カルロタンガネッリほど力強くはないもののしっかりとしたアロマ、こちらもアーティチョークのような青い香りはありますが、よりスパイシーな印象です。
口当たりはそれほど重くなく柔らかい、意外とフルーティーで繊細な味わいですが、後味にはしっかりとスパイス感と苦みが感じられます。
まとめるとこんな感じ。
「カルロ・タンガネッリ」
・少し暗めの緑色
・力強くフルーティーなアロマ
・重めの口当たりだけど苦みは少なくフルーティー
「タレンティ」
・明るい緑色
・スパイシーなアロマ
・口当たりは柔らかくフルーティーだがスパイシーで苦みも感じられる
今回はそのままカップで味見をしただけですが・・・お料理に使うとしたら、
グリル肉料理、炭火焼⇒タレンティ
ミネストローネ、豆料理⇒カルロ・タンガネッリ
グリル野菜⇒どちらでも!
という感じでしょうか・・・
焼いて焦げ目をつけたりする料理はスパイシーなタレンティがばっちりだと思いますし、具だくさんの煮込み料理や豆料理などの素朴な家庭料理には同じく素朴な味わいのカルロ・タンガネッリが合うと思います。
パンを愛する私としては、タレンティはこんがり焼いたバゲット、カルロ・タンガネッリは少し酸味のあるライ麦パンあたりにつけたら美味しそうだなあと思いました😉💕
みなさんはどちらが気になりましたか?
ぜひぜひ試してみて下さいね~!
オリーブオイル