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ソフィアローレンの故郷
ナポリから車で約一時間のところにある街「ポッツォ―リ」は、イタリアの太陽と評される
大女優ソフィアローレンの故郷だそうです。
1980年に起こったイルピニア地震で、街が壊滅、その後10年程は捨て置かれたままになって
いたそうですが、その後かつての姿をそのままに、耐震性を強化して生まれかわったそうです。
今回はこの街からフェリーで40分程のところにある、「プロチダ島」を訪ねました。
船の上からの眺め
遠くにヴェスヴィオ山、もっと向こうにアマルフィ海岸、更にはカプリ島も見えるという
絶景です。この日はお天気は曇りで、それらの景色はまずまずの眺めでしたが、
私の心に残っているのは昨日から一緒のエンツォの青春プレイバックのお話。
彼が青春時代を過ごしたのはナポリ。夏は週末ともなるとポッツォ―リも通り越して
バイクで1時間程の岬までパニーノをリュックに詰めて友人たちと隊列をなして
訪れていたそうです。あの岬からジャンプしたんだよ！と楽しそうに教えてくれる
エンツォ。少年エンツォはどんな子だったのでしょうか。。。
可愛らしい家々がお出迎え！「イル ポスティーノ」の舞台プロチダ島
ポッツォ―リからのフェリーは行き先が2つあり、一つは温泉が出ることでも有名な「イスキア島」。
テルメが充実しているとあって人気の観光地です。
一方プロチダ島は、さほど観光客もいないし見るところもあまりないのでは?と案内人のエンツォは
心配していました。エンツォもプロチダ島にはずいぶん前に1度しか来たことがないし、君たちはビーチに
泳ぎに行きたい訳じゃないだろう？と気にしてくれていましたが、上陸してみるとなかなかの賑わい。
島ですから基本的には坂を上がって、再び下がって見て回ります。島自体が小さいので上りも下りも
勾配はなかなかですがそんなに長いこと上り下りしないで済むので歩き回るには丁度良いサイズ。
この島は映画「イル ポスティーノ」が撮影された場所でもあります。
同行のHさんは「イル ポスティーノは何度見ても感動してしまうから泣くところは飛ばして見る」と
仰っていましたが、私はと言えばあの映画で覚えているのは「隠喩」という言葉が出てきたなぁ。。。
ということくらい(笑)本当に私見たことあるんでしょうか？？
それはさておき船着き場から丁度真裏にあたる箇所に、なかなか眺めの良いレストランを見つけました。
地名は「コッリチェッラ ディ プロチダ」。澄んだ水と家々の眺め、ところどころに浮かんだ船も
素敵な景観を作っていますね。
名物料理はやはり新鮮な魚介類を使った品々。それにワインはハウスワインのファランギーナ一択という
潔さ！
レストランの帰り道で本当に「イル ポスティーノ」が撮影されたという居酒屋も発見！
「イスキア島とプロチダ島どちらがオススメ？」
誰にも問われた訳ではありませんが、最後に自問自答してみます。
イスキア島へは15年程前に訪れました。テルメがあるので何泊か出来るのであれば
オススメです。島を見て回るには車があった方がよさそうでした。
ちなみに温泉とは言えイタリアのテルメは水温はそんなに高くなく、
水着必須です！海の砂を使ったタラソテラピーなどもあったように記憶しています。
一方プロチダ島はポッツォ―リからも40分で着くことができますし、
車がなくても十分に歩き回れるサイズです。時間はあまりとれないけれど
島に行ってみたいという方はプロチダ島に是非！
旅行記はシチリア島へと続きます。。。お楽しみに！
Buona sera. Mi chiamo Yumiko Utumi.
Oggi era la lezione italiano di Enea.
イル•カーリチエのブログを書いていらっしゃるの事を聞いて、イタリアの旅、拝見させて貰ってます。
以前、イル•カーリチェで生ハムやチーズ、そして美味しいワインを購入してました。
又、貴方に会いにお伺いしたいと思います。
内海様
コメントありがとうございます！佐藤千穂です。
当店にお見えになったことがおありなのですね。
つたないブログですが、お読み頂けると励みになります。
近くにお越しの際は是非またお立ち寄りくださいませ。