分かりやすいポイント解説!イタリアワインの特徴とは?

イタリアワインって難しい。何から飲んで良いか分からない。
そんな話をよく聞きます。

ここではイタリアワインの特徴を3つのポイントに分けて簡単にご紹介します!

全ての州でワインが生産されているワイン大国
北はトレンティーノ=アルト・アディジェ州から南はシチリア州まで南北に伸びるイタリアでは、その20州全てでワイン造りが行われています。

北はアルプスに守られ、残る三方を地中海に囲まれているイタリアは温暖な気候で、日照や雨量条件などがブドウ作りにとって理想的な環境。
その昔、古代ギリシャ人をして「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と讃えたほど。

そんな理想的なワインは何と世界一の生産量を誇ります。(2019年現在)
ワイン大国というと「フランス」のイメージが強いと思いますが、実はイタリアも負けず劣らずたくさん作って飲んでいるんですね。

昔は大量生産で「安くてそれなりにおいしいワイン」という立場に甘んじていたイタリアワインですが、今はその範疇を抜け出して世界に通用する高品質なワインを造る生産者がどんどん増えてきています。

近代的醸造技術の導入や小樽熟成、外国品種の導入といった急速な近代化(イタリアワイン・ルネッサンス)を経て、現在では特に固有のブドウ品種や伝統的栽培・醸造の見直しが盛んに行われており、それぞれの土地に適したそこでしか生まれないワインが造られることが期待されています。

 

個性的なブドウ品種
地形や気候も場所ごとに異なり、栽培されているブドウ品種や栽培方法も地方ごとに大きく異なります。
その中でも代表的な品種をいくつかご紹介いたします。

【黒ブドウ】
サンジョヴェーゼ:イタリアを代表する品種と言っても過言ではありません!(トスカーナ州)
ネッビオーロ:「イタリアワインの王様」バローロに使用される風味豊かな品種。(ピエモンテ州)
プリミティーヴォ:果実味たっぷりで赤ワイン初心者にも飲みやすい品種。(プーリア州)

【白ブドウ】
ガルガーネガ:イタリア白ワインと言えばまずこれ!ソアーヴェ(クラシコ)に使用される品種。(ヴェネト州)
グレラ:世界で愛されるスパークリングワイン「プロセッコ」に使用される品種。(ヴェネト州)
ヴェルナッチャ:原産地呼称「DOC」第1号となったワイン「ヴェルナッチャ・ディ・サンジェミニャーノ」に使用される品種。(トスカーナ州)

同じ品種でも生産者ごとに作り方も味わいも違うので、非常に奥深いですよね。

いくら飲んでも新しい発見がある。
それもイタリアワインの大きな魅力の一つでしょうか。

それぞれのもっと詳しい内容は別途ご紹介して行く予定ですが、ガルガーネガ種を使用した「ソアーヴェ(クラシコ)」についての詳しい解説記事はこちら。
「3つのポイントで解説!ソアーヴェクラシコの選び方」

 

異文化による多様性
イタリアは地方ごとに地形や気候が異なりますが、実は文化や歴史も州ごとに大きく異なります。
これは160年前までは統一国家でなかったためです。(1861年にイタリア王国の誕生、現在の共和制となったのは1946年)

こういった歴史的背景によって生まれたのが「多様性」です。

異なる文化がゆえにワインに対する考え方やアプローチが変わるのは当然です。
味わいやタイプの違いもさることながら、「ワインボトルのラベル(エチケッタ)」の豊富さにも注目したいところ。

生産者や銘柄が一目で分かる真面目なラベルから、鳥や猫など動物をイメージしたものやロックンロールなものまで。。

ワクワクするような個性的なラベルが沢山!

もちろん適当に貼っているわけではなく、ラベル一枚にそれぞれの生産者の思いが詰まっています。
中には「孫が書いたから」という、家族を大事にするイタリアならではのほっこりラベルも。

そういったラベルを一つ一つ想像しながらワインを選ぶのも楽しいひと時。
たまには「ジャケ買い」もあり?!



イタリアワインの特徴3つのポイント

・理想的な育成環境で育てたブドウを使ってワインが造られている!
・土地ごとに違う、多種多様なブドウ品種を楽しむことができる!
・個性的なラベルが沢山!ただ見ながら選んでいるだけで楽しい!

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※本文参考文献
宮嶋勲『プロフェッショナルのためのイタリアワインマニュアル』ワイン王国、2021年5月